フラを長く続ける人が大切にしていること|上達だけではない学びの時間
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フラを長く続ける人は、何を大切にしているのでしょうか。
「もっときれいに踊れるようになりたい」
「新しい曲を覚えたい」
フラを始めた頃は、
そんな「上達」が大きな目標になることがあります。
もちろん、できなかったステップができるようになったり、
一曲を最後まで踊れるようになったりすることは、
フラの大きな楽しさです。
ところが、何年もフラを続けている人の話を聞くと、
少し違った言葉が出てくることがあります。
「前より上手になった」だけではなく、
「前より歌を感じられるようになった」。
フラを長く続けるということは、
技術を積み重ねるだけではなく、
フラとの向き合い方そのものを
ゆっくり育てていく時間なのかもしれません。
フラを長く続けると「上手になりたい」が少しずつ変わる
フラを習い始めた頃は、
どうしても自分の動きが気になります。
- ステップを間違えていないか
- 手の位置は合っているか
- みんなより遅れていないか
鏡に映る自分を見ながら、
一生懸命に振り付けを覚えます。
けれど同じ曲を何度も踊り、
少しずつ身体が動きを覚えてくると、
別のものに意識を向ける余裕が生まれます。
「このメレは何を歌っているのだろう」
「この花には、どんな意味があるのだろう」
「この手の先には、どんな景色があるのだろう」
できるかどうかを考えていた時間から、
何を伝えるのかを考える時間へ。
それも、フラを長く続けることで起こる
大きな変化のひとつです。
同じ曲なのに、何年後かに違って感じる
以前に習った曲を、
何年か経ってからもう一度踊ることがあります。
振り付けは同じなのに、
なぜか昔とは違って感じる。
そんな経験をする人もいるでしょう。
それは曲が変わったのではなく、
踊る自分自身が変わったからかもしれません。
初めてハワイの海を見た。
大切な人との別れを経験した。
家族が増えた。
昔より花や風をゆっくり眺めるようになった。
人生で経験したことが増えるほど、
以前は何気なく聞いていた歌詞が
心に残るようになることがあります。
フラには、
一度覚えたら終わりではなく、
自分の時間と一緒に育っていく面白さがあります。
繰り返すことを「退屈」と思わなくなる
フラのレッスンでは、
同じステップや動きを何度も練習します。
始めたばかりの頃には、
「もうできるのに、また練習するの?」
と思うことがあるかもしれません。
しかし長く続けていくと、
同じ動きにも小さな違いがあることに気づきます。
重心の置き方。
呼吸。
手を伸ばすタイミング。
指先の柔らかさ。
そして、その日に自分が感じていること。
昨日とまったく同じフラを、
今日も踊っているように見えて、
実際には少しずつ違います。
だから繰り返しは、
同じ場所をぐるぐる回ることではありません。
同じ場所を通りながら、
少しずつ深いところへ進んでいく学び
とも言えるでしょう。
仲間と過ごす時間もフラの一部になる
フラを長く続ける理由は、
踊ることだけとは限りません。
毎週顔を合わせる仲間がいる。
一緒に練習して、
舞台の前には少し緊張して、
終わったあとには笑い合う。
そんな時間も、
少しずつ大切なものになっていきます。
群舞では、
自分だけが上手に踊ればよいわけではありません。
隣の人の動きを感じ、
呼吸を合わせ、
みんなでひとつのメレを表現します。
長く一緒に踊っていると、
言葉を交わさなくても
仲間の気配を感じられる瞬間があります。
フラを学ぶことは、
人と一緒に何かを作ることを学ぶ時間でもあるのです。
「できない日」があってもいい
長く続けていれば、
いつも思うように踊れるわけではありません。
なかなか覚えられない曲もあれば、
身体が思うように動かない日もあります。
周りの人が上達しているように見えて、
焦ることもあるでしょう。
でもフラは、
誰かと競争してゴールへ急ぐものではありません。
昨日できなかったことが、
ある日ふっと自然にできるようになる。
以前は理解できなかった歌詞が、
あるとき急に心へ入ってくる。
そんな小さな変化を楽しめることも、
フラを長く続けるうえで大切なことです。
上達すると、もっと知らないことが見えてくる
不思議なことに、
フラを知れば知るほど、
「まだ知らないこと」が増えていきます。
メレに登場する土地を調べれば、
その土地の歴史を知りたくなります。
花の名前を知れば、
なぜその花が歌われているのか気になります。
神話を知れば、
今まで何気なく踊っていた動きの意味が
違って見えることもあります。
フラからハワイ語へ。
ハワイ語から神話へ。
神話から土地や自然へ。
ひとつ知ると、
その先にまた新しい世界が広がっていきます。
だからフラには、
何年続けても「学び終わらない」楽しさ
があるのです。
フラを長く続けるために大切なのは「自分のペース」
早く上手になろうとすると、
できないことばかりが気になってしまうことがあります。
けれどフラは、
短い時間で完成させるものではありません。
一曲を覚える。
歌詞の意味を知る。
仲間と踊る。
ハワイの文化を少し知る。
そうした経験を一つずつ重ねながら、
自分なりのフラが育っていきます。
大切なのは、
誰かと同じ速さで進むことではなく、
自分のペースで学び続けることなのではないでしょうか。
まとめ|フラを長く続けると、上達の先にあるものが見えてくる
フラを長く続ける人が大切にしているのは、
上手になることだけではありません。
メレを理解すること。
自然や文化を知ること。
仲間と呼吸を合わせること。
そして、昨日とは少し違う自分の踊りを楽しむこと。
最初は「きれいに踊りたい」と始めたフラが、
いつの間にか毎日の楽しみになり、
人とのつながりになり、
ハワイを知る入口になっていくことがあります。
上達だけを急がなくてもいい。
長く続けるからこそ見えてくるものがある。
それもまた、
フラを学ぶ時間の大きな魅力なのです。
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