ハワイの新しいルール|2025年4月以降、旅行者も気をつけたいポイント
エメラルドの海、風に揺れるヤシの葉、そしてアロハスピリット。
ハワイには、訪れるたびに心を癒す“なにか”があります。
けれど、その美しさを守るために、2025年4月からハワイではいくつかの新しいルールが施行されました。
それは旅行者にとって「気をつけたいこと」でもあり、「共に守りたいこと」でもあります。
1. 日焼け止めは「リーフセーフ」限定へ
サンゴ礁を守るために、ハワイでは特定の成分を含む日焼け止めの販売・使用が禁止されています。
2025年4月以降、オキシベンゾンやオクチノキサートだけでなく、さらに数種の成分が規制対象に。
店頭や空港で購入できるのは「Reef Safe(リーフセーフ)」と明記された製品のみです。
ハワイの海に入る前に、ぜひ成分表示をチェックしてみてください。
2. 人気ビーチやトレイルに「入場予約」制度
オーバーツーリズムを防ぐため、2025年から一部のビーチやハイキングコースで入場制限と事前予約制度が導入されました。
- ハナウマ湾:引き続きオンライン予約制(事前の環境教育ビデオも必須)
- カイヴィ海岸トレイルやワイメア滝なども、ピーク時は入場制限あり
公式サイトや観光案内所で、事前にスケジュールを確認しておきましょう。
3. 神聖な場所への配慮を忘れずに
ヘイアウ(古代の祭祀場)やカフナ(神職者)ゆかりの場所では、静かに敬意を持って振る舞うことが求められています。
2025年以降、州や市によって聖地における写真撮影や立ち入りへの制限も強化されました。
案内板や現地のガイドさんの声に耳を傾けながら、
「観光地」ではなく「歴史と祈りの場」であることを感じてみてください。
4. ローカルへのリスペクトが旅を豊かにする
ハワイでは今、「訪れる側」と「迎える側」との心の距離を縮める対話が大切にされています。
ゴミの持ち帰り、静かな言葉づかい、文化に対する謙虚な姿勢。
それらが、ハワイとの深い“つながり”を生む一歩になります。
たとえば、レストランでの「マハロ(ありがとう)」のひとこと。
それだけでも、島の空気がやわらかく感じられるかもしれません。
おわりに|守ることは、受け取ること
新しいルールは、少し手間に感じるかもしれません。
けれど、それはハワイの自然と文化がこれからも生き続けていくための、小さな祈りのようなもの。
「守ること」は、「その土地から何かを受け取ること」にもつながっているのです。
ハワイを心から楽しみたいなら、まずはそのルールに、そっと耳を傾けてみてください。