同じ振付なのに伝わらない理由|フラが「動き」ではなく「流れ」でできている訳
よくある誤解|振付を正確に踊れば伝わると思っていませんか?
同じ振付を、同じ順番で踊っているはずなのに、
「なぜかあの人のフラは伝わる」
「自分は何か違う気がする」
そんなふうに感じたことはありませんか?
多くの初心者さんは、こう考えがちです。
- 振付を間違えなければ大丈夫
- 形をきれいにすれば伝わる
- 先生と同じ動きをすれば同じになる
でも実は、ここに大きな誤解があります。
フラは「動きの集合」ではなく、「流れ」でできている踊りなのです。
先生たちが大切にしている考え方|振付より先に流れがある
先生たちが見ているのは、
一つひとつの動きの形よりも、動きと動きのつながりです。
フラでは、
- 今の動きが、どこから生まれているか
- 次の動きへ、どうつながっていくか
- 身体の意識が途切れていないか
こうした「途中」をとても大切にします。
振付は同じでも、
流れが切れている踊りと
流れ続けている踊りでは、
見た印象がまったく違うのです。
できる人・続く人との違い|動きをつなげようとしているか
上達していく人のフラをよく見ると、
一つひとつの動きに「区切り」がありません。
- 動き終わりで止まらない
- 次の動きがすでに始まっている
- 視線や呼吸が流れている
一方で、伝わりにくい踊りは、
動きごとに一度リセットされてしまいます。
その結果、
「正しく踊っているのに、何か固い」
「形は合っているのに、流れが感じられない」
という印象になってしまうのです。
なぜその教えが生まれたのか|フラは自然の流れを写す踊り
フラの背景にあるハワイ文化では、
自然は常に流れ続けるものとして捉えられてきました。
風は止まらずに向きを変え、
波は引きながら次の波を生み、
雨も強弱を変えながら降り続きます。
フラは、そうした自然の営みを身体で表現する踊り。
だからこそ、動きがぶつ切りになると、
本来のフラらしさから離れてしまうのです。
「流れで踊る」という考え方は、
文化そのものから生まれた大切な教えです。
まとめ|今日のレッスンで意識する一言
同じ振付なのに伝わらない理由は、
センスや才能の問題ではありません。
今日のレッスンで意識してほしい一言は、これです。
「動きを作るより、次につなげる」
一つひとつを完璧にしようとしなくて大丈夫。
流れがつながったとき、フラは自然に伝わり始めます。